毎週土曜日19時はゲームコラムのコーナー、
どーも、すーまろです(´・ω・`)
僕、ドラクエ7が大好きなんです。
小学生の頃に死ぬほどハマったゲームであり、クリアまでに100時間以上もかけて遊んだ名作です。
今回はそんなドラクエ7の
「イラっとする場面」をご紹介したいと思います!
え?大好きなゲームなのにイラっとするって矛盾してないかって?
ドラクエ7って作品としては好きだけど、一部の場面が強烈に腹立つんですよね。
まぁ好きであるがゆえの愛のムチ的なアレです(多分違う)。
※僕はPS版しかプレイしたことがなく、リメイクである3DS版やスマホ版はノータッチなのでご了承ください。リメイク版は後述のイラっとするポイントが緩和されてるらしい…なんて羨ましいんだ。
最初の戦闘までが長い
ドラクエ7をプレイしたことがある人ならお分かりだと思いますが、この作品は最初のスライムと戦えるようになるまで非常に時間がかかります。
参考までに、僕がプレイしたことがあるナンバリングタイトルであるドラクエ1~9(7除く)は、ゲームを始めて大体5分~10分程度で最初の戦闘を行うことが出来ます。
それに対し、僕がドラクエ7を初見プレイした時に最初のスライムとの戦闘まで進むのにかかった時間は、なんと2時間ちょいです。大体20倍ぐらい時間かかってます。
普通に考えて、RPGの醍醐味である戦闘が2時間前後お預けって相当ストレス溜まりますって。
そりゃあ確かにね?当時はあのドラクエが3Dになったのが嬉しくて、最初の村を駆けずり回ってツボやタルを破壊しまくったのは楽しかったですよ。
最初の舞台である現代にモンスターが居ないことも、世界観上仕方なかったんだと今だからこそ納得はできます。
でも、当時何も知らないままフィールドに出て「さぁ、出てこいモンスター!」と意気揚々と5分ほど歩き回って、「いや、モンスター出ぇへんのかーい!」と脳内でツッコミを入れた時の虚しさといったらないですよ。
結局、オープニング終わってから2時間弱の間、ず~~~っと村と城を往復するおつかいと、謎の神殿で需要があるかわからん謎解きのオンパレード。
子供心ながら、「なんで戦闘ないの?ばかなの?」とか思ってましたとも。
しかも神殿の謎解き、あれ割と難しいんですよね。
というか、当時小学生だった僕には理解できない文章が大半だったので、めちゃ適当に総当たりで謎解きを終わらせてました。
ついでに言うと、「神殿の中では敵出るかな?」という淡い期待も木っ端微塵に吹き飛ばされました。
敵が出現せずにただただ謎を解くだけのダンジョンもまぁ、たまにはいいと思いますが、初っ端いきなりぶっこんできてしかもかなり長いというのは正直どうかと。
そうして2時間ほど謎解きに詰まりながらようやく石版世界に突入してスライム3匹の群れに会えた時は「あぁ…やっとか…」って感想がまず出てきました。
なんかもう疲れ果ててたと思います。
でもまぁ、その2時間を乗り越えた後は流石ドラクエというべきか、めちゃくちゃ面白かったです。
ストーリーも大事だけど、やっぱりドラクエは戦闘と育成を味わいたいですよね。
石板が見つかりにくい
これも大半のドラクエ7プレイヤーが思ったことだと思いますが、一部の石版が異常に見つかりにくいです。
ストーリーを進めるうえで必須の石版は、手に入らない=先に進めないということなので、中々見つけられないとイライラするんですよね。
ドラクエ7を最後にプレイしてから随分時が経っているので、どの石版が見つけにくかったとかを全て覚えているわけではないですが、最も印象に残ってる石版はフォーリッシュの町の隠し部屋にあるやつですね。
実際は隠し部屋ってわけではないのでしょうが、視点変更でカメラをグルッと回転させなければ(あるいはたまたま扉に触れなければ)絶対に見つからない場所にあるので、ここでかなり詰まった記憶があります。
フォーリッシュの町がパッと見、特に視点変更が必要そうに見えないのも扉の見つかりにくさに拍車をかけています。
他にも、石版が見つからないという話とはちょっとズレますが、ちいさなメダル100枚と交換の「不思議な石版?」(クリア後ダンジョンに必要なやつ)も結局ちいさなメダルを必死に集めてもギリギリ足りなくてクリア後ダンジョンの突入を諦めてました。なのでドラクエ7大好きとか言っときながら、裏ダンジョンに入ったこと無いです。
キーファが永久離脱する
グランエスタードの王子にして主人公の親友キーファ。
冒険の序盤から主人公とともに積極的に神殿の謎を解明しようとしており、彼の好奇心によってドラクエ7の冒険が始まったと言っても過言ではないでしょう。
戦闘能力も高く、高いHPと攻撃力で序盤からメインアタッカーとして活躍する頼れるキャラです。
しかし、彼は中盤に差し掛かった辺りのイベントで離脱し、
そのまま帰ってきません。
当然、パーティの戦力は著しくダウン。
前作、ドラクエ6で例えるなら、
ムドーの城の手前でハッサンがパーティから消えるぐらいの一大事です。
これで永久離脱の理由が納得できるものならまだいいですが、キーファがパーティを離脱する理由は「旅で出会ったユバール族の踊り子に一目惚れしたから、彼女の守り手となってユバール族として生きたい」というもの。
惚れた女の為に生きる…といえば聞こえはいいですが、プレイヤーからしてみれば突発的な彼のわがままに過ぎません。
おまけに危険な冒険を繰り返す息子のキーファを心配しながらも最終的にキーファを信頼して冒険を許可した父のバーンズ王と、いつも兄キーファの帰りを待ち望んでいる妹のリーサに対してキーファは何も告げずに去っていきます。
後に、主人公からキーファが去っていったこと、二度と戻ってこないことを聞いたバーンズ王とリーサはかなりショックを受け、しばらくの間かなり塞ぎこんでしまいます(特にリーサ)。
というか、
「すみません、お宅の息子さん、女のケツ追いかけてどっか行っちゃいました」と親友の父親に伝えなきゃならん主人公が1番かわいそうな気もする。
他のドラクエ作品にも永久離脱するキャラクターはいますが(ドラクエ5のヘンリー、離脱とはちょっと違うけどドラクエ6のアモスなど)、彼らは納得できる離脱の理由や、そもそもストーリーに必須のキャラではないなどの要素があるので批判されることは少ないです。
ちなみにキーファは、「種泥棒」という蔑称でよく呼ばれています。
貴重なドーピングアイテムである種をキーファに喰わせた後に離脱されたプレイヤーが多かったからです。僕は種を主人公に全振りするタイプなので回避できました。
総じて、キーファはドラクエのパーティキャラクター史上でもかなりイラっとするキャラクターの代表と言えるでしょう。まぁ散々言っといてなんだけど、僕はあまりキーファのこと嫌いじゃないよ。
「ぬすっとぎり」が全然盗めない
戦闘中に敵からアイテムを盗める特技としてドラクエ7から登場した「ぬすっとぎり」。
過去作では盗賊に転職して戦闘後のドロップ率を上げる要素はあったものの、戦闘中に能動的に敵からアイテムを盗める行動はぬすっとぎりが初。ドラクエ4のトルネコも「盗む」が使えるけど、あれはランダム発動なので除外。
実質、FFシリーズの「ぶんどる」みたいなもので、戦闘中にアイテムを盗むのが好きな僕は真っ先に「ぬすっとぎり」をパーティメンバーに習得させました。
するとどういうことでしょう。
全くアイテムが盗めません。
これは元々ぬすっとぎりで盗める確率が低いのもありますが、最大の理由として「ぬすっとぎりで敵を倒してしまうと盗める判定が出ない」という点があります。
そのことに気づかなかった僕は延々とスライムに試し斬りしては全然盗めないことに腹を立て、ぬすっとぎりをクソ技認定したのでした。
ダイアラック
ここからは、石版世界の中で個人的にイラッとする場面をご紹介。
3番目の石版世界、ダイアラックは非常に小さな大陸(というか島?)で、町がちょこんと1つあるだけの世界です。
この町の何がイラッとするかというと、戦闘がなく、ただただ面倒くさいイベントをこなさなきゃならないところです。
この町でやることは老人に話しかけたり、後述の石にされた住人に話しかけて、住人の思い出の日々が頭の中に流れ込んでくるという演出を、住人全員分見るという作業が大半を占めています。めんどくさい。
こうしてイベントを進めて、老人から貰った薬を振り撒き、隠し階段を見つけたらこの世界でやることは終わりです。一体何が楽しいのか。
この世界のストーリー自体は悲壮感に満ちた展開の後に小さな希望が見つかって終わり、と話の内容自体は悪くないですが、当時の感想を言わせてもらうと「戦闘ないし、イベントめんどい」です。
一応、知らない人のために簡単にこの町のストーリーを紹介↓
この町は「灰色の雨」と呼ばれる、人を石化させる雨に襲われ、町の住人はほぼ全て石にされてしまいました。
たまたま町から出かけていた1人の男は無事でしたが、石になっている住人を見て驚きました。
そして50年後に老人になった彼は石化を解く薬の「天使の涙」を見つけたものの、50年の時で石化した住人はボロボロに風化してしまい、結局元に戻すことは出来ずに老人は絶望してしまいます。
そして老人はもう使い道が無いからとこの町を訪れた主人公たちに天使の涙を渡します。
主人公たちが天使の涙を町の1番高い所から振りまくと、地下で遊んでいて風に晒されず、風化していなかった少年が石化から復活しました。
少年の復活に希望を取り戻した老人は、少年と共に「灰色の雨」の恐ろしさを語り継ぐ旅に出ることを決めたのでした。めでたし。めでたし。
いや、やっぱりめでたくないわ。
グリンフレーク
序盤の山場、フォロッド城をクリアした次の石版世界。
ここは昼ドラも真っ青のドロドロ恋愛劇が繰り広げられる、ドラクエユーザーに需要があるのか甚だ疑問の展開が待ち受けています。
実はこの町も「灰色の雨」の被害に遭っており、奇しくも先程紹介したダイアラックと共通しています。
今回は灰色の雨の元凶となるモンスター、「あめふらし」が町におり、退治することが出来るのでダイアラックよりはまだマシな感じです。
雨も降ってからそれほど時間が経っていなかったため、天使の涙で町の住人のほとんどが回復しました。
1人、モロに雨を浴びた青年が完全には回復しませんでしたが、なんやかんやあって結局回復します。めでたし。めでたし。
ところがどっこい、回復した住人であるペペ、リンダ、イワン、カヤの4名は主人公たちを置いてけぼりにしてドロッドロの昼ドラを展開。
結婚がー、駆け落ちがー、だの魔物や魔王との影響とは全く関係ない恋愛ドラマで盛り上がっちゃいますが、プレイヤー的には正直「勝手にやってくれ」って感じです。
しかも、ダイアラックと同じく昼ドラ部分は戦闘がないイベントシーンのみで、おまけに無駄に長いときたもんだ。勘弁してください、ドラクエにそういうの求めてない。
さらにおまけに、グリンフレークの横にある洞窟にボスと次の世界に進む石板があるんですが、こちらはグリンフレークの一連の騒動と全く関係ないダンジョンとなっています。
いったい何のために昼ドラを見させられたのか。
ダーマ神殿
転職システムでお馴染み、みんな大好きダーマ神殿。
…を逆手に取って、転職に来たプレイヤー達を罠にハメて全ての呪文・特技を奪った挙句、脱出まで長い長いイベントを強制させる鬼畜ステージ。
ちょうど前の石板世界がユバール族と出会う場所なので、物理攻撃が得意なキーファが離脱した直後に呪文・特技禁止にするという暴挙に、当時のエニックススタッフはドSだったんじゃないかと疑いたくなります。
当然、呪文主体のマリベルは木偶の坊と化し、ひたすら回復アイテムを使うマシーンとなります。
しかも、この石板世界をクリアするまでに通過するダンジョンはどれも面倒なうえ、こちらの戦力が低下しているのに雑魚敵も普通に強い。
さらにボス戦は負けイベントや闘技場6連戦を含めると10回以上。これはドラクエ史上でもトップクラスの回数。
ただでさえキーファ離脱&呪文特技を奪われて凹んでいるところにこんな鬼畜道中を歩かされた日には、RPG初心者なら発狂しかねませんってこの難易度は。僕は長男だったから耐えれたけど、次男だったら耐えられなかった。嘘です、僕は次男です。
おまけに、マップやストーリーの陰鬱さも地味にプレイヤーのメンタルを削りにきます。
救いはダーマ神殿手前にあるカジノが楽しいこと、フォズ大神官という癒しキャラがいること、ダーマ神殿をクリアすれば転職が解禁されることですね。転職楽しい。
そして現代に戻って山賊に生き埋めにされるまでがオチ。
ルーメン
やけに魔物に狙われる町、ルーメン。
この町のイラっとポイントは何回も魔物の襲撃を受けるところと、最後の襲撃の対処を間違えると村が崩壊したまま二度と救えなくなるところです。
簡単に流れを説明すると、
町を支配してる闇のドラゴンを倒したで!
↓
ファッ!?現代に戻ったら町が滅びとるやん!もっかい過去に戻って確かめなあかん!
↓
巨大な植物のヘルバオムが暴れて町が滅茶苦茶や!ヘルバオム倒すで!
↓
ヘルバオム倒して現代戻ったのにまた町滅びとるやん!ええ加減にせえよ!
↓
なんか町長がチビィっていうでっかい虫飼っとる…。他の住人に虫殺してくれって頼まれたけどどないしよ…。
↓
チビィにめっちゃ似とる虫の大群が襲ってきたー!もうこの町あかんわー!
…と、町を救ったと思ったのにすぐにまた町がピンチになるので徒労感がヤバいです。
そしてこの町のタチが悪い所は、最後の虫の大群が襲ってくる前に町長のペットであるチビィを殺してしまうと、町が二度と救えなくなってしまいます。
チビィを殺さない選択肢をとる、またはチビィとの戦闘に敗北すると、生き残ったチビィが虫の大群を相手に果敢に立ち向かって町を守るという胸熱展開が待っています。本来はこれが正規ルートだと思われます。
察しのいい人なら、魔物の姿をしているとはいえ無害そうなチビィを殺さない選択を取るかもしれませんが、当時幼かった僕は住人の言うとおりにチビィを殺すのが正しいと思って何の迷いもなくチビィを殺害。結果、ルーメンは滅びてしまいました。
当時は、この町は絶対に滅びてしまうのかと思っていたのですが、後に兄から「チビィ殺さなかったら滅びないよ」と教えられた時に「わかるかそんなもん!」と憤慨していたのを覚えています。
しかし、今になって思えば、ヘルバオムに襲われた際に村長のペットの爆弾岩が自爆して町長を守る場面が「ペット大事にしたらいいことあるよ」という伏線になっており、よく練られたシナリオだったんだなぁとも思います。何度も襲われる面倒臭さは否定しませんが。
余談ですが、ルーメンをクリアするとモンスターをなつかせることが出来るようになるのですが、ドラクエ5とドラクエ6をプレイしたことがある僕はてっきりモンスターを仲間にして一緒に戦えると思っていたのに、ただパークに集めて鑑賞するだけと知った時、激しくイラっとしました。
レブレサック
聞くもおぞましい、最凶の村。
この村は「イラッ」を通り越して殺意すら沸いてくることで有名です。
この村は近くの岩山から発生する霧に悩んでおり、心優しい神父と数人の村人が原因を突き止めに岩山に向かいました。
しかし、岩山に居た凶悪な魔物のボトクに村人たちは殺され、ボトクは「お前が魔物の姿になるのなら、村に残っている住人を襲わないでやろう」という取引を神父に持ちかけます。
神父は村を守る為にその条件を飲み、醜悪な魔物の姿に変えられてしまいました。
村の人々は、醜悪な魔物の姿で村に帰った神父を岩山に向かった村人や神父を殺した張本人に違いないと決めつけ、処刑しようとします。
村を守る為に魔物の姿になったというのに、これではあまりに神父がかわいそうです(村人が勘違いしてしまうのは仕方ないことですし、神父もそうなることはある程度覚悟していたとは思いますが)。
そんな状況の中、主人公たちと村の少年ルカスは処刑されようとしている魔物の様子がおかしいことに気づいて魔物をかばおうとしますが、村人たちは聞き入れずに主人公たちを魔物の手先と決めつけ、主人公たちとルカスは例の岩山に閉じ込められてしまいます。
やむを得ず岩山を進んでいった主人公たちは元凶となった魔物、ボトクを発見して撃破。こうして神父にかけられた呪いは解かれました。
呪いが解かれて元の姿に戻った神父を見て村人たちは自分たちの行いを後悔し、戒めのために村人たちの愚かな行いと主人公たちの活躍を石碑に刻み、村と神父を救ってくれた主人公たちを救世主として後世に語っていくと約束するのでした。めでたし。めでたし。
で、終わらないのがこの村。
過去のレブレサックを救った後に現代のレブレサックの様子を見てみると、なんと石碑に刻まれた文字が変わっており、主人公たちが村を貶めた魔物として書かれ、そして村人と神父が自らの力で魔物を倒したという歴史に改変されていたのです。
村のメンツを守る為にいつしか歴史が捏造されていたそうですが、当事者である主人公たち(およびプレイヤー)からしたらたまったものではありません。
唯一、正しい歴史を知っていたルカスの子孫、リフとともに真実の歴史が書かれた石碑を見つけた主人公たちは村長に石碑を突きつけますが、真実の歴史を認められない村長は斧で石碑を破壊。
村長は「こんなものは存在してはいけない」「石碑はもう無いのだから証拠が無い」とマジでぶん殴りたくなる発言を繰り返し、結局真実の歴史は闇に葬られてしまいましたとさ。めでたくない。めでたくない。
徹頭徹尾胸糞悪い展開が続くこの村は多くのユーザーから忌み嫌われており、僕もこの村は
大っ嫌いです。
レブレサックのエピソードの詳細は下記サイト様がわかりやすいのでこちらも参考にして頂ければと思います↓
ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki【レブレサック】
今回の一言まとめ
レブレサックは1回、
滅びた方がいいです。
おしまい。
コメント